PDCAはもう古い?「 OODAやFFA 」の考え方について

PDCAアイキャッチ

業績UPの為の改善したい!
でもなかなか思うようにいかない…
何をすれば良いんだろう?

業績UPや業務の効率化のために『 PDCAをしっかり回せ!』なんて良く言われます。しかし、なかなか良い結果が出なかったり、やりっ放しになってしまって途中で断念してしまったりしていませんか?
そんなあなたに必見です
FFAプロセス 』や『 OODA 』って聞いた事ありますか?
現代の日本企業において、『 PDCAサイクル 』の考え方が主流となっていますが、今回はこの3つの考え方の解説をしていきます。

この記事からわかること!

・PDCAサイクルの考え方

・OODAループの考え方

・FFAプロセスの考え方

この記事を読んで、あなたに合った考え方や改善方法を身につけましょう!

PDCAとは

PDCAとは

Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったもので、業務の効率化を目指す改善サイクルの考え方です。この4段階を順に行なって1周毎に改善レベルを上げていく事で、継続的に業務改善をしていきます。
元々、製造業における統計的品質管理( QC = クオリティーコントロール )のツールでしたが現在では様々なビジネスの場で活用されております

Plan(計画)

目標達成のため、シンプルで現実的な設定にします。期限の設定をして、課題や行動などを明確にしましょう。ダラダラと惰性で行うのでは無く、決まったスケジュールで落とし込んでいきます。高い目標であるほど、達成するための行動やスケジュールなどが重要視されますよ!

Do(実行)

計画通りに実行しましょう。重要なのは次のステップ(Check 評価)を踏まえて、活動内容を記録に残すことです。
製造業でしたら日々の生産履歴。営業活動の場合、顧客情報や、販売商品を提案内容。面談時の反応や受注内容の履歴などの情報が必要不可欠となります。

計画通りに実行できなかった場合や、その際の課題も必ず記録に残しましょう。更に、人により結果の偏りは必ず生じます。正確な指標を出すために、様々な記録を出来るだけ集めれる様に、目標に対しての実行体制を工夫していきしょう。 

Check(評価)

目標に対しての進捗状況や、達成率や課題を評価します。設定した数値や指標を元に、客観的な視点で判断する事が重要となります。 良い点と悪かった点を分析し、どうしてそうなったかという要因分析は必須です。 結果に伴った因果関係を明確にして、どのようにすれば次のステップ(改善 Action)につながるのかをしっかり考えましょう。

Action(改善)

目標達成するために、評価を見ながら改善点を上げていきます。
特に悪かった点の見直しについては『 何がダメだったのか? 本当に必要な事なのか 』を修正、再検討するなどの選択肢もあると思います。実行結果からのデータや実績をもとに、次の計画(Plan)へつなげていきましょう。

PDCAサイクルのメリット

PDCAメリット

PDCAサイクルは以下のメリットが考えられます。

チェック

・目標の明確化
・達成に向けての行動に集中しやすい
・今後の課題がわかりやすい

個人の目標は勿論ですが、組織の目標も明確になります。目標達成に向けての道筋を見える化させる事によって、目標から脱線しにくい環境にもなりますね!

達成に向けての行動もわかり易くなるので、個人がどう行動するのかに迷う事がなくなります。計画に集中出来る事で、生産性の向上も考えれるでしょう!

また、行動結果に対するマイナス要素もより明確になります。マイナス要素に対しても動き易くなりますし『 改善のサイクルを定型化する事 』で自然と前向きな姿勢へと導くでしょう。

PDCAサイクルのデメリット

PDCAデメリット

お気づきの方も多いと思いますが、PDCAサイクルはデメリットの方が目立っているのが現実です。

チェック

・過剰分析の前例主義
・PDCAは日本だけ?
・致命的に結果までが遅い

・最初の目標設定が本当に明確か?
・それに対して検討内容が充分か?
・目標達成後の予測はどうなのか?


などの打ち合わせに物凄く時間を使うのが日本企業の特徴
更に、上司は自分の責任をなるべく回避するために、計画段階で事細かく教える様に部下に促す傾向であったりします。
良くある事例が『 前例があることを前提にした、充分な分析後にやっと検討を加えてからの計画 』これほど手間ひまをかけて、やっとPDCAの『 Plan 』が完成します。

PDCAサイクルにとらわれた形骸化した手続きによりスピードを遅らせます。物凄い時間を費やして計画を立ててから実行しチェックして確かめること。
実は、生産技術の分野以外で「PDCAを回せ」と叫ばれているのは日本だけ。アメリカや中国など海外の知識人から、『 PDCAが日本のガラパゴス化の原因 』だと指摘されてます。

OODAループとは

OODAとは

OODAループ(ウーダループ)とは、アメリカのとある軍事戦略家が発明した、先の読めない状況で成果を出すための意思決定方法です。初めて聞く方もいると思いますが、組織経営術で『 PDCAサイクル 』とよく比較されて考えられます。
OODAループは次の4ステップで考えられます。

・ 観察(Observe)
・ 仮説構築(Orient)
・ 意思決定(Decide)
・ 実行(Act)

この考え方の特徴は状況に応じて行動するための考え方
状況を観察しながらその先を予測して、それに基いた意思決定をして実行するという一連の流れです。
PDCAサイクルは『 決まった工程 』の改善に向いている手法ですが、OODAループは不明確な物事 』に対して長けている考え方として近年注目されています。

観察(Observe)

市場や企画設計に固執せず、自分以外の外部状況に関する「生きたデータ」を観察、収集する事で、出来る限り正確に現状把握します。『今までが〇〇だったから今回も△△だ!』という固定概念は捨てて、素直に状況判断しなければいけません。

仮説構築(Orient)

観察結果から、更に深ぼって理解をより深める事が必要とされます。
自分が持つ経験や観察結果の情報により、分析・仮説を構築する工程です。
ここでは、収集したデータを取捨選択してより価値のある情報に変換させなければいけません。その情報により、最善の進むべき方向を決定します。

意思決定(Decide)

仮説構築までの情報から『 どの様に進むべきか?』を決定します。
目標に向けて「真っ直ぐ進むべきか?」
それとも「回り道をして進むのか?」その場合「どの様に回るのか?」
進んだら「一旦戻る可能性はあるのか?」
など、実行するために行動内容を細かなところまで明確にします。

実行(Act)

ここで必要なのは、論理的思考により導き出した結論を行動に移す行動力です。
更に、行動に移して『 修正が必要だ!』と判断された場合、すぐに「 観察 」の工程に戻る決断力が要求されます。「 実行 」の結果から、再び観察 → 仮説構築 → 意思決定 → 実行を連続的にループさせる事で、精度の高い結果を短期間で残す事ができます

OODAループのメリット

OODAメリット

OODAループのメリットは次のように考えられます。

メリット

・途中の目標変更が可能!
・環境や状況の変化に柔軟に対応

市場の変動に左右されやすい企業や、先行きが常時変化する『 VUCA 』と言われる行き先の見通しが困難な業界に効果的です。

VUCA(ブーカ)とは…
・変動( Volatile )
・不確実( Uncertain )
・複雑( Complex )
・曖昧( Ambiguous )

OODAループはPDCAサイクルよりも直感的に行動するためのサイクルなので、『 とりあえずやってみる 』というラフな考え方で大丈夫です。

OODAループのデメリット

OODAデメリット

それは誰でも簡単に思考を働かせることができないこと

デメリット

・個人の能力に依存する
・会社全体で価値観が共有できている必要性がある

これはOODAループに限ったことではないのですが、速さが要求された場合などに能力差が顕著に現れます
論理的思考且つ、行動力、更に日頃からの『OODAループの訓練』が要求されますのでレベルは少し高めですね。

組織内での価値観の共有にも当然時間もかかります。考え方や意見の違いによる摩擦も起こりますので、これらの障害を乗り越えられなければ、OODAループは不可能となります。

FFAプロセスとは

FFAとは

FFAとは、『 フィードフォワードアクション 』の略。
この言葉は少し聴き慣れない方が大多数だと思います。元々は「フィードバック」という言葉と並んで「制御工学」という分野で使用されています。近年では、人材育成や経営の分野でも使われるよういなったプロセスです。まずはフィードバックとフィードフォワードの違いを見ていきましょう!

フィードバック

・過去について考える
・過去の経験を教える
・ミスや欠点について
・優位な人の批判
・個人の問題を吊し上げ

うーん…
内容的にネガティヴな会話や打ち合わせとなりますよね!

そもそも、フィードバックというものは誰かに意見する時に使われます。海外の文化ではごく当たり前の事なので日常の中でも自然な話の流れになります。
一方、日本はどうでしょうか? 日本人特有の几帳面な言葉の選び方、はっきりモノ申さない穏やかさ。それ故に、フィードバックの際にもはっきりと伝わらない『 言ってる様で、言ってない、とってる様で、とってないコミュニケーション 』となってしまいます。

フィードフォワード

・未来について考える
・将来のアイデアを出す
・解決を焦点に当てる
・組織で助け合う
・組織の問題として捉える

フィードフォワードは次の様に定義されています。

過去や現在よりも未来に目を向け、その未来に働きかけることでより多くの価値、成果、幸せを生み出すことができるとする考え方

フィードフォワードは直訳して『 前へ送る 』です。
考え方としては以下の様になります。

・相手のことをしっかりと受け止める
・未来に目を向けられる様に促す


こうやって言葉を並べると難しそうに聞こえますが、実はやっている人は日ごろから身に付いている事なんです。
自分の部下が仕事で何らかのミスをしてしまった時などに、

これからどうしたほうがいいかな?
次は何するべきなんだろう?

と問いかけてあげて下さい。
下手な励ましや叱責なんかより、思考を未来に向けて考えさせる事でメンタル的にも楽に物事を考える事ができます。
FFAプロセスでよくある疑問の中で『 未来に向けた対策ばかりを考えさせて、今必要な改善策は考えないのか?』というと、そうではありません。
話の聴き手側は必然的に先輩、もしくは上司といった経験値がある人になると思います。そういった方々に現状の改善点のヒントや課題を与えてもらう事で、話して側(部下側)は前向きな状態でインプットしていき、創造力豊かな人材と育っていくでしょう。

まとめ

PDCAまとめ

3つの考え方をご紹介しましたが、特に「PDCAサイクル」と「OODAループ」は比べられがちです。先程紹介した様に、PDCAサイクルは日本でしか広がっていませんしデメリットも目立ちます。しかし、組織や業界の条件に合った考え方ならどのような思考でも良いと私は考えます。何かを成し遂げるための道は人それぞれですので、あなたに見合った考え方を見つけてみて下さいね。

働き方

Posted by sakekasu